「ほ~」



し…しまった。



勢いに任せて言ったけど、例の電話の相手のことは今は伏せておきたい…。



「いつモテたんだよ。言ってみ」



バカにするような目を向けられて、あたしはガマンができなくなった。



「最近だもん。告白されたの…」



「へー」



「信じてないでしょ!?ホントなんだから。ずっと見てましたって言われて…」



「片思いされてたってこと?」



「そう!だから、あたしと付き合うなんて噂流されると、ヒジョーに迷惑だからっ」


「なるほど。言いたいことは、理解した。だけどさ、それとは別なんだよな」


「は?あたしの話、聞いてた?」