「覗きか?いい趣味だな…あいにくもう着替えたけど」



ひっ……!



「井上郁実!!なんであたしより先に帰ってるのよ」



「昼飯食ったあと、眠くてさー。そのまま帰った」



「なっ……」



急いで帰ったのに、サボってたってこと!?



早く帰った意味、なーい!








目の前の井上くんは、制服からラフな私服に着替えていた。



「誰が覗くかっ!」



「お前な~、口悪いな。女だろ?もっとかわいげないとモテないよ?」



「ばっ……バカにして。あたしだってモテるんだから!!」