学校一のモテ男といきなり同居

鍵を閉めた後、リビングでテレビを見ていると…チャイムが鳴った。



…こんな時間に、誰?
  


気味が悪くなりつつ、ドアホンを見に行く。



モニターの前には、誰も映っていなかった。



嫌っ…怖いよ!



草野くん、戻ってきて!!



あたしはすぐに、草野くんに電話をかけた。










「三沢さんが、無事でよかった」



急いで引き返してきたらしく、肩で息をしている。



「ありがとう…家に帰るのが遅くなるけど、大丈夫?」



「俺はいいよ。むしろ、嬉しい。こんなに長い時間、三沢さんと一緒に過ごせるなんて」



そんな風に言ってもらえると、罪悪感も薄れる。



だけど明日も学校なのに、いいのかな。



「良かったら…泊まっていかない?」



あたしの提案に、草野くんは照れ笑いをしている。

 

「泊まっていっていいの!?マジで?」



「帰っても遅くなるし…草野くんのことも心配だもん。泊まっていって?」



「男だから、俺は大丈夫なんだけど。三沢さんの優しさに、またホレなおした」



真っ直ぐに言われて、今度はあたしが照れる番。



「やめてよ…」



「本気だ…って、言ったよね。俺なら三沢さんの側で、ずっと守ってあげられる。

大切にする…だから、ダメ…かな?」


距離を縮め、顔を寄せてくる。



えっ…ダメって、どういうこと!?



「やっ…」



後ろに飛び退こうとしたら、危うくこけそうになった。



そこを草野くんに抱きとめられる。