学校一のモテ男といきなり同居

お風呂につかり、また気付いた。




ああ……着替え、取りに行ったのに。




今度はゆっくりとつかり、結局またタオルを巻いて部屋を出た。




「きゃっ……草野くん、そこにいたの!?」




脱衣所のドアを開けると、廊下に草野くんが立っていた。




「うん…気になって外に出たら、なんとなく人がいる気配がしたから。心配だし、ここで見張ってた」




ドキッ。




「外に……人が?」




それに、廊下で待ってくれるなんて…郁実のことを思いだす。




そういえば、こうやって待っててくれたこともあったよね…。




なんだか、複雑な気持ち。




「ありがとう……」




「うん。それより、早く着替えなよ」




「えっ……わあっ!!着替え持って来てなくって。ちょっと自分の部屋に行ってくるね」




飛ぶように階段を駆け上がった。














あたしってば、もうホント最悪!




草野くんにこんな姿を2度も見られるなんて。




部屋に入って、部屋着を着る。




物音がしたって言ってたよね……もしかして、外に人がいるの?




怖いけど、確かめたい衝動にかられる。




窓を少しだけ開けて、カーテンの隙間からそっと外を覗いた。