学校一のモテ男といきなり同居

殴られる!!



って思ったけど、寸前で白雪ちゃんの声が飛んだ。




「ミキオ!!やめなさい!!」



「なんでだよ!コイツ絶対に調子のってるって」



「そんなんじゃないのよ。今のはアンタが悪い。謝りなさい」



「チッ……」



白雪ちゃんの言葉は絶対なのか、不服そうにしながらもミキオくんがあたしに頭を下げる。









「ありがと……白雪ちゃん」



「別に。確かに郁実はチャラかったけど…真央と知り合ってからは、ちょっと違ったし。

今はホントに毎日忙しそうだから。彼女どころじゃないんじゃないかな」



「そうなのかな…」



「あと、ミキオも寂しいの。郁実が一番目をかけてたから……なのに、アッサリ行っちゃって。

口も悪いし乱暴なヤツだけど、あたしに免じて許して」



白雪ちゃんまでもがあたしに頭を下げるから、慌てて止めた。



「やめてよ、あたしはただ…郁実がバカにされてると思っただけ。けど違うんだね」



「うん。郁実はみんなから慕われてるし、愛されてるよ。

いなくなって1年経っても、あたしたちの思い出話には、いつも郁実の話題が出てくるし」



「そう……なの?」



普段は誰も口にしないから、てっきり忘れ去られたのかと思ってた。



だけど、違うんだ?