学校一のモテ男といきなり同居

「なわけねーじゃん」



蹴るマネをされて、あたしも唇を尖らせる。




「だって、似てる。デビューしたがってたし、もしかしたら…」




「そんな甘くねーの。郁実先輩は、全部捨ててアッチに行ったんだよ。今さらそんなのやるわけねーじゃん」




「捨てて…って、またデビューしたいって言ってた。いつになるかはわからないけど…」




「郁実先輩、俺らにも全く連絡くれねーし。もう、きっと新しい生活に馴染んでる」




ズキッ……。




ミキオくんの言う通りなのかもしれない。




だけど、そう思いたくないよ…。












「変に期待すると…地獄に落ちるよ?」




「……え?」




「所詮、口だけの男だから。今だって、きっと新しい女作って……」




――バシッ!!



思わず、ミキオくんの顔を叩いてしまった。



だって……。




「許せない……仲間だったんじゃないの!?

なのに、いなくなったらそんなこと言うなんて。郁実に失礼すぎるよ!!」




「うっせーな!!テメーになにがわかんだよ!!」




「きゃっ!!」




突然襲いかかられ、身を縮こまらせた。