学校一のモテ男といきなり同居

「コネだけど…もうすぐ芸能事務所と契約するの。今みたいに学校に毎日来れないかも。あたしの顔見れなくて、せいせいするでしょ?」



苦笑いしながら白雪ちゃんがそう言うと、郁実がフッと鼻で笑った。



「寂しくなるなー」



「全然そんなこと思ってないくせに…」



「んなことねーよ。やっぱ、昔のダチって特別だし。それに、あの学校にはもう行かない」



ドキッ。



おじさんを説得するんじゃなかったの!?



会話に入ることもできず、不安になりつつも黙ってふたりの話を聞き続ける。



「学校をやめて、どうするの?」



「親父について行って、留学する」









……え……ウソ、だよね。



郁実の言葉が信じられないでいると、ポンと肩を叩かれた。



「さっき、親父と会ってきた。俺のしたいことも、全部話してきた。その上で、そーいうことになったから」



ど……どうして?



あんなに行きたくないって言ってたのに。



こっちで頑張るって言ってたけど、夢を諦めるってことなの?



それに…



あっちに行ったら、もうしばらくは帰って来れないはず……。