学校一のモテ男といきなり同居

「へー、そうだったんだ!白雪さん、ただ嫉妬に狂ってただけなんだね」


「アハハ、狂ってたって…そんな言い方はないよ。とりあえず、仲良くなれて良かった」


ホッと胸をなでおろしていると、友ちゃんの顔が急に険しくなった。


「真央は単純だから…気をつけて」


「…え?」


「親友になんて、そう簡単にはなれないんだから!」


「あ…うん、まあそーなんだけどね」


「真央の親友はあたしよ!そこのところ、ちゃんと白雪さんに説明してくれた!?」


「あっ、そ…そーだよね。次に会ったときに、友ちゃんのことも話題に出すね」


「お願いよ!白雪さん、あとから出てきてなんなの?真央はあたしのモノなんだからっ」


そう言われて嬉しいような、照れるような。


今度は白雪ちゃんと友ちゃんとで、ケンカが始めたら大変!


そのあと、友ちゃんと楽しくお昼休みを過ごしていると、


教室の中が、一際騒がしくなった。


…?






「真央っ、郁実くんが呼んでる」



えっ!



クラスの子が、あたしに声をかけるのに合わせて、



教室の外を見ると、廊下にもたれている郁実が視界に入ってきた。