学校一のモテ男といきなり同居

「ダメ…かな」



遠慮がちに俯く白雪さんを見て、慌てて首を横に振った。




「そんなことないよ。もちろん!あたしも、白雪さんと友達になりたい」




白雪さんはあたしからいったん離れると、ニッコリと微笑んだ。



「ありがとっ。ホントに今までイジワルしてゴメンね」



「ううん、気にしないで。あたしこそ、今日はキツい言い方しちゃった」



「全然いいよ!お互い様っ」



敵にまわすと怖いけど、仲良くなるとサバサバして気持ちいかも。











「ねえ、ミキオからアドレスは聞いてるんだけど…これから、メールしてもいい?」



「えっ、あたしに!?」



「だって、あたしたち友達でしょ?それから三沢さんのこと、真央って呼ぶね。あたしのことは姫でいいよ」



真顔で姫って言われちゃったよ!



「ひっ……姫!?プッ……あ、ゴメン」



耐えきれなくて、思わず吹きだしてしまう。



「笑わないでよ~。仲間うちではあたしのこと姫って呼ぶの。真央も呼んでね」



そこでギャルが突っ込んでくる。



「白雪ちゃん!それは男の子だけじゃん」



「アハハ、そうだけど~。じゃあ、白雪ちゃんで。これからよろしくね」



「うん」



白雪さんって、実はおもしろい子なのかな?



だんだん、親近感がわいてきたかも。