「テメー!!フざけやがって!!」



ギャルが掴みかかってきたけど、白雪さんがあたしをかばうように前に立った。



ウソ……。



また、白雪さんがかばってくれた!?



驚いているあたしの前で、白雪さんがさめざめと泣いている。



「三沢さんが許してくれないのも、ムリないよ。あたし……ヒドいことしたんだもん。

だから、三沢さんを責めないで……悪いのは、全部あたしなの」












握手しないなんて言って、ものすごい罪悪感。



あたし、ひどいことを言ったかも。



白雪さんは、全部水に流そうって言ってるのに、



あたしは、過去のことにこだわりすぎだよね。



「ミキオくんのことや、今までのこと……もう、気にしないことにする。これでいいかな…」



「ホントに!?ありがとう!!」



「きゃっ」



白雪さんが、突然あたしに抱きついてきた。