ボーッとテレビを見ていると、今度は顔にモザイクがかかった女の子が、テレビでインタビューに答えている。
「ストーカーを退治するなんてすごく勇気のいる行動だと思うけど、学校でも正義感の強い方だった?」
そういうアナウンサーの質問に、
「どうかな~…まあ、学校では目立つ存在かな。とにかく学校で一番モテる!いつも女子に囲まれてるしー。
あっ、でも彼女はいるみたい!美人で、確か幼なじみとかって聞いたけどなー」
って返していて、テレビの前のあたしはなんだかモヤモヤ。
郁実が学校で一番モテてるのも女子に囲まれてるのも、事実なんだけど、
話を聞いてるだけで落ち着かない。
それに、その彼女って……
白雪さんのこと?
違うのに!
郁実の彼女はあたしで、
郁実は、あたしの彼氏なのに……。
そんな間にも、映像が変わり、
また郁実のインタビューの画像に変わった。
「真央、郁実くんが助けてくれて、ホントによかったわね」
お母さんがあたしの肩をポンと叩く。
「そうだよ……お母さん、出て行っちゃうんだもん。焦ったよ……もし、郁実が早く帰ってきてくれなかったら……」
「ストーカーを退治するなんてすごく勇気のいる行動だと思うけど、学校でも正義感の強い方だった?」
そういうアナウンサーの質問に、
「どうかな~…まあ、学校では目立つ存在かな。とにかく学校で一番モテる!いつも女子に囲まれてるしー。
あっ、でも彼女はいるみたい!美人で、確か幼なじみとかって聞いたけどなー」
って返していて、テレビの前のあたしはなんだかモヤモヤ。
郁実が学校で一番モテてるのも女子に囲まれてるのも、事実なんだけど、
話を聞いてるだけで落ち着かない。
それに、その彼女って……
白雪さんのこと?
違うのに!
郁実の彼女はあたしで、
郁実は、あたしの彼氏なのに……。
そんな間にも、映像が変わり、
また郁実のインタビューの画像に変わった。
「真央、郁実くんが助けてくれて、ホントによかったわね」
お母さんがあたしの肩をポンと叩く。
「そうだよ……お母さん、出て行っちゃうんだもん。焦ったよ……もし、郁実が早く帰ってきてくれなかったら……」


