「同じ手には乗らない……と」
「ちょっ……と!さっきのも、作戦だったの!?」
「さっきは違うけどー、もっかい俺のところに転がってこないかなと思って。
でもって抱きしめて、ギューってしてやるから。今からでも遅くないから、こっち来いよ」
手を広げて、嬉しそうに言う井上くんが、ただのチャラ男にしか見えない!
っていうか、普段からチャラいんだけど。
「バカバカしい!あたし、部屋に戻るから」
立ちあがってリビングを出ようとすると、井上くんが少し大きめの声で、あたしを呼びとめた。
「おーい、待てって。で、結果的に、俺は出ていかなくても、いーわけ?」
うっ……。
「勝手にすれば!?」
「ういー、勝手にする」
井上くんはソファに置いてあるクッションを抱きしめて笑っていて、
なんだかその姿がかわいくて、
ちょっとキュンとしたなんて、
井上くんには、絶対に言ってやらないんだ。
「ちょっ……と!さっきのも、作戦だったの!?」
「さっきは違うけどー、もっかい俺のところに転がってこないかなと思って。
でもって抱きしめて、ギューってしてやるから。今からでも遅くないから、こっち来いよ」
手を広げて、嬉しそうに言う井上くんが、ただのチャラ男にしか見えない!
っていうか、普段からチャラいんだけど。
「バカバカしい!あたし、部屋に戻るから」
立ちあがってリビングを出ようとすると、井上くんが少し大きめの声で、あたしを呼びとめた。
「おーい、待てって。で、結果的に、俺は出ていかなくても、いーわけ?」
うっ……。
「勝手にすれば!?」
「ういー、勝手にする」
井上くんはソファに置いてあるクッションを抱きしめて笑っていて、
なんだかその姿がかわいくて、
ちょっとキュンとしたなんて、
井上くんには、絶対に言ってやらないんだ。