そしたら、井上くんの顔が微妙に歪んだ。
「彼氏って…ミキオか。そういや、さっき声がしてたな」
「あたしたち、もうラブラブなの。朝も一緒に通うことになってて」
そこまで言うと、井上くんが苦笑した。
「そっか。それなら、早く言えって…。別に、俺が警察に一緒に行くまでもなかったよな」
ハッ!
そうだった。
朝の時点では、ミキオくんが来ることは知らなくて。
だから、井上くんが一緒に行ってくれるって言ってくれて、すごくありがたかったのに。
風邪をひいている井上くんに心配をかけまいとして言ったことだけど、
これじゃ、かなり印象が悪いかも。
「あ…あのね。井上くんには、感謝してるよ。昨日は、ホントに心強かった…」
「もぉ、いーって。行けよ」
井上くんはあたしに背を向け、布団を頭からかぶってしまった。
「彼氏って…ミキオか。そういや、さっき声がしてたな」
「あたしたち、もうラブラブなの。朝も一緒に通うことになってて」
そこまで言うと、井上くんが苦笑した。
「そっか。それなら、早く言えって…。別に、俺が警察に一緒に行くまでもなかったよな」
ハッ!
そうだった。
朝の時点では、ミキオくんが来ることは知らなくて。
だから、井上くんが一緒に行ってくれるって言ってくれて、すごくありがたかったのに。
風邪をひいている井上くんに心配をかけまいとして言ったことだけど、
これじゃ、かなり印象が悪いかも。
「あ…あのね。井上くんには、感謝してるよ。昨日は、ホントに心強かった…」
「もぉ、いーって。行けよ」
井上くんはあたしに背を向け、布団を頭からかぶってしまった。


