やだなぁ…またネコか。
「ネコちゃーん、もうあたしを怖がらせないでねー」
カーテンを開けて、窓を閉めたまま外を覗くと。
青いウインドブレーカーを着たおじさんが、窓の向こうに立っていた。
…え。
「真央ちゃん、会いに来たよ」
髭ヅラで、ニーッと笑うおじさん。
だ…誰っ!?
っていうか、思いっきり不審者!!
「きっ…キャーーーッ!!」
走って部屋の中に逃げる。
それと同時に、お風呂から飛んできた井上くんと鉢合わせした。
急いで来たのか、井上くんは髪も濡れたままだし、下にパンツを履いているだけ。
いつもなら叫んでるところだけど、今は気が動転していて、そんなこと全く気にならなかった。
「真央っ!!どうした!?」
「へっ…変なおじさんがっ!!外に…」
「またかよ…」
「今度はホントだもんっ!!髭の……あたっ、あ…あたしに、会いに来たって…」
ガタガタと震えるあたしを、なだめるように背中を数回撫でたあと、
「ちょっと待ってろよ」
って言って、井上くんはあたしのそばを離れた。
「ネコちゃーん、もうあたしを怖がらせないでねー」
カーテンを開けて、窓を閉めたまま外を覗くと。
青いウインドブレーカーを着たおじさんが、窓の向こうに立っていた。
…え。
「真央ちゃん、会いに来たよ」
髭ヅラで、ニーッと笑うおじさん。
だ…誰っ!?
っていうか、思いっきり不審者!!
「きっ…キャーーーッ!!」
走って部屋の中に逃げる。
それと同時に、お風呂から飛んできた井上くんと鉢合わせした。
急いで来たのか、井上くんは髪も濡れたままだし、下にパンツを履いているだけ。
いつもなら叫んでるところだけど、今は気が動転していて、そんなこと全く気にならなかった。
「真央っ!!どうした!?」
「へっ…変なおじさんがっ!!外に…」
「またかよ…」
「今度はホントだもんっ!!髭の……あたっ、あ…あたしに、会いに来たって…」
ガタガタと震えるあたしを、なだめるように背中を数回撫でたあと、
「ちょっと待ってろよ」
って言って、井上くんはあたしのそばを離れた。


