だけど、あんなヤツに頼るのは……あたしのプライドが許さないかも。



あたしはすぐに電話を切り、しばらく考えた。



……ミキオくんに電話してみようかな。



悩んでいる間に、またチャイムが鳴った。



ヤダ……どうしよう。



そうだ、となりの部屋の窓を開けたままだった。



もし、侵入してきたらどうしよう!!



あたしは急いでとなりの部屋に移動した。








部屋の電気をつけたから、窓の外が真っ暗でよく見えない。



そのとき、窓の外から物音がした。




「きっ……きゃあぁぁぁっ!!!!」




思いっきり叫び、その場にうずくまる。




ガタガタと震え、どうにも動けなくなってしまった。