学校一のモテ男といきなり同居

学校に着く前に、井上くんがあたしをおろしてくれた。



みんなに誤解されないように…って。



今さらもう遅い気もするけど、念には念を入れないとね?



ふたり同時にサボってる時点で、かなり怪しまれるだろうし。










廊下を歩いていると、ちょうど1時間目の終わりを知らせるチャイムが鳴った。



教室から一斉に生徒が出てくる。



わっ…厄介なタイミングに来たかも。



カバンを持つあたしは、みんなの視線を浴びながら教室へと向かった。



「三沢さん、今頃登校?あれっ……郁実くんもいなかったよね。まさか…」



なんていう声が聞こえてくる。



みんな、勘ぐらないで。



一緒にいたのは確かだけど、あたしが勝手に寝過ごしただけの話なのに。



噂って勝手に広まるから、ホントに迷惑。