「ちゃんと確認した?カギといえば、家のカギもカバンに入れてたんじゃねーの?」
「そうだった…」
スマホや定期ばかりに気をとられていて、すっかり忘れてた。
あたしは家のカギが入ってることを確認したあと、ゴソゴソと生徒手帳を探す。
「……どうした?」
「あれ……ない……。生徒手帳……」
「マジか。ま、なくても影響ねーよな」
「今、カギ確認しろって言ったのは誰よ!?机のカギを手帳に挟んでたのに……どうしよう……」
「盗んだヤツが持っていった……?」
「なんのために?」
「…………」
井上くんは少し考えたあと、壁を背にするあたしの前に立ちふさがり、
ドン!と、壁に手をついた。
……なんですか、この体勢。
巷で噂の、壁ドン!じゃないですか……。
「そうだった…」
スマホや定期ばかりに気をとられていて、すっかり忘れてた。
あたしは家のカギが入ってることを確認したあと、ゴソゴソと生徒手帳を探す。
「……どうした?」
「あれ……ない……。生徒手帳……」
「マジか。ま、なくても影響ねーよな」
「今、カギ確認しろって言ったのは誰よ!?机のカギを手帳に挟んでたのに……どうしよう……」
「盗んだヤツが持っていった……?」
「なんのために?」
「…………」
井上くんは少し考えたあと、壁を背にするあたしの前に立ちふさがり、
ドン!と、壁に手をついた。
……なんですか、この体勢。
巷で噂の、壁ドン!じゃないですか……。


