学校一のモテ男といきなり同居

「あっ……あたし、今日は先生に頼まれた仕事があって……」



「マジで?俺も手伝おうか。チャリで送ってってやるよ」



いきなりシャキッとする井上くんを見て、お母さんは、



「さすが郁実くん。男らしいわね~」なんて、すっかりコイツに騙されている。



コイツのこれは、全て演技ですから!



きっと、お母さんのいないところだと、



「先生の頼みごととか、くそダルくね?サボっちゃえよ」



なんて悪魔の囁きをしてくるはず。








朝食をすませ、着替えて家を出た。



「乗ってけよ」



井上くんが自転車の後部座席をすすめてくれるけど、あたしはそれを突っぱねた。



「ひとりで行く」



「そっか。無理強いはやめとくな。真央が嫌がることは、しないって決めたから」



笑顔で言ってるけど、



アンタ朝一から、あたしにギューとかやってるからね!



その自覚ある!?