学校一のモテ男といきなり同居

「妹みたいだな……って」


…その瞬間、


頭を殴られたような気がした。


あたしは一体、なにを期待していたの?


コイツになに言われたって、以前のあたしなら別にどうってことないはず。


それなのに…


妹っていう言葉は、


一番キツい言葉に聞こえた。






女の子なら誰でも、恋愛対象にしちゃうような男。


なのに、


あたしだけは、対象外ってことだよね。


ラッキーじゃない。


それなのに、


どうしてこんなに胸が痛いの?







「妹なら、もっと優しくしてよ……」


「なんだよ、それ」


井上くんは、困ったように笑った。


そして、あたしの頭の上にポンと手を置いた。