学校一のモテ男といきなり同居

「三沢さん、郁実くんにフられたみたいだよ?白雪ちゃん、よかったね」



……なるほど、そういうことか。



で、そこで白雪さんが喜ぶということは、やっぱり井上くんのことを好きだったんだ!?



「昨日郁実が休んでたし、ふたりでどこかに遊びに行ってるのかもって不安だったんだけど……ホント、よかった」



「でもさ~、一緒に住んでるんでしょ?ありえないよね」



「そうなんだよ…ムカつく」




コワッ!



白雪さんってそういう子だったのね。



あたしはブルッと身震いした。



しかもあたしが前を歩いてるって、気がついてるんだろーか。







「ミッキーに、頼んでたの。三沢真央を落とせって」



「アハハ、裏でそんなことしてたんだ?」



「そうだよ。同じ家に住んでるんだし、なにがあるかわかんないでしょ?

今まで何度も電話させてるんだけど、やっぱり本人に会わせることにしたの」



「だから一昨日の夜、急いで出かけてったんだ?」



……ミッキー?


一昨日の夜?


え……と、それって。