学校一のモテ男といきなり同居

「そんな見つめて。もしかして、俺のファンだった?うれしーなぁ」


「おい、カズやめろって。コイツ、モテないから本気にする…」


井上くんが、あたしを見てニヤニヤ。


「モテないとか、ほっといてくれる!?井上くんは知らないだろーけど、あたし昨日コクられたんだから!」


「うるさいし、ボケてるし、しかもウソつきなんだよなー、この女。救いようがねぇ」


井上ーっ!


カズの前でそんなこと言うのやめてよ!


そういう女だと思われちゃうじゃない!






「ウソじゃないから!昨日ホントにコクられたもん。

同じ学校の子だよ。ホントなら、今日会う約束してたのに、あんたがあたしまで休めって言うから…」


「ホントか~?怪しいもんだな」


「どれだけ疑うのよっ」