「リナ、辛かったね。」 絢ちゃんが私の頭をなでなでしてくれてる。 私は先輩の教室から帰ったあと、お昼休みの間ずっと泣いてた。 今は5時間目で絢ちゃんと保健室にいる。 「ありがとう、絢ちゃん。もう大丈夫。目の赤み治まったら教室戻るから、絢ちゃんは先に行ってて。」 「うん…また1人で泣いたりしない?」 「大丈夫!」 「じゃあ、先行ってるね。」 そう言って絢ちゃんは保健室を出てった。 また絢ちゃんに迷惑かけちゃった。 教は授業まで休ませちゃって…、 いつもいつもごめんね。