『…あんたなんて産むんじゃなかったよ…っ!!』 ねぇ、あんたさ、 その言葉何回目?? 『…何よ、その目は』 『…別に』 人間 悲しみにも苦しみにも慣れというものがあるみたいで 泥酔し深夜に帰ってくる母の言葉に私は慣れていた。 今日は男を連れて来なかっただけマシなほう 『あんたの存在がストレスなのよ…!!』 わかってるよ…。 1人でぶつくさと私の愚痴をこぼしている母を置いて私はアパートを出た。