小さな世界

よし。

顔をパンパんっと叩きやる気をだす。

しばらくは真剣にいろんなものを描く。

ここになんかが足りない。

そんなことをぶつぶつ呟きながら

しっかりと書いてた。

「美久~。風呂はいれー!」

大ちゃんの声。

「はぁいっ! 今からはいるー!」

そういい服を用意する。

ジャージ。

風呂場に行くと、慎にぃがいた。

「あれ?慎にぃ?どしたの?」

「あー美久。ボタンなおせる?」

そう言うと自分の着てる服を私に見せる。

「いけるよー!ちょっと待ってて!」

私は裁縫道具を持ってくる。

「座ってー。」

そう言いながら慎にぃを座らし、

糸と針で慎にぃのボタンをなおす。

「ごめんな。ひっかけちゃって。」

慎にぃがそんなことまで誤る。

「ぜーんぜん。いつでもゆって?」

「うん。ありがとな。」

「はいっ、できたぁ。」

そう言いながら慎にぃを見る。

顔が近い。

よく少女マンガであるやつだぁ

なんてのんきなことを思う。

ま、漫画なんてろくに読んでないから

記憶が古いけど。

「ぁ、悪ぃ。」

そう言い慎にぃが立つ。

「ぜんぜんっ!ギター頑張って!」

「あ、ありがと。美久も服作れよ!」

そう言いながら部屋に戻る。

「慎にぃ‥‥」

なぜかそうつぶやいてしまった。