化学で電子で不思議な彼女

俺は養護の先生にテキトーな返事をしてベットとベットを区切るカーテンをシャッ、と閉めた。

ふ、と沢嶋の方を見た。

顔は青白くて、本当ににただの貧血なのか心配になるほどだ。

「…俺の、せい、なのか。」

今まで女とまともに付き合ったこともないから、全然女の扱いには慣れてない。

でも、沢嶋だけは心から大切にしようって、不器用でも、遠回りでもいい。ちゃんと幸せにしてやろうって。

そう思ってたのに。

「…ごめん。」

お前、佐野といれば笑えるのか?

佐野といれば、幸せ、か?

…やっぱり、俺はお前を幸せにできないのか?

「…はっ。」

自分が情けなさすぎて笑える。

沢嶋が来るまでそんなに人と話したことなかったし、週末は家でパソコン漬けだったし、部活だってそんなに積極的な方じゃなくて、喋るのは仲が良い先輩ぐらいで。

だから、人と関わるのもあんま得意じゃない。