化学で電子で不思議な彼女

「…え、ちょ、おい!!!沢嶋さん!!!!」

「…れ…何…これ…。」

意識が遠のいて、自分の拍動の音がどくんどくんとうるさく響く。

『プログラムエラー。強制シャットダウンします。』

TVの砂嵐のようなノイズと、機械音のような無機質な声が頭の中で反響。あれ…これ…何、だろう。

苦しい。

体、動かない。

『日娘…ダメだよあんまり感情を大きく揺らしちゃぁ…壊れちゃうよ?』

聞き覚えのある声にハッと上を見ると、あの時の私にどこか似た不気味な女の子がニィッと笑いながら私を見下ろしていました。

青い顔をして私の肩を揺すぶってくる川村がぼんやりとした視界で見える。

「…しま…さわしま…!!!」

必死に川村が私の名前を呼ぶ。

あぁ、まだ、呼んでくれるんだ、私の名前。

心配しないで、平気だよ、って笑いたいのに、体が動かない。

『日娘が壊れちゃったら僕悲しいんだから!…アハハ!でも、大丈夫!壊れる前に、僕が助けてあげる!日娘助けるためなら、人間ぜーんぶ滅ぼしたって構わないよ!それじゃあ、おやすみ。日娘!』