「真ちゃんかぁ~。てか真ちゃんって僕のこと知らないの?」
彼は不思議そうに聞いてきた。

不思議なのはこっちだ。

『初対面ですよね…?』

彼はまたまた笑い出した。

「真ちゃん、面白いね!」

いやいや、私ちょっとこの人に着いて行けないかも。

てかなんなんだこの人。自意識過剰か?

考えていたら眠くなってきた。

『あの、すみません。眠いんで寝ますね。』

「え!ちょっ!」

焦った声が聞こえたが、無視して机につっぷした。




そしたらいきなり腕を引っ張られて、いきなり走り出した。