【完】最強の男に寵愛された姫

それは私を見ているのではなく、玲くんを見ていた。





何で??





「・・・あの・・玲がね~」





驚いている様子の誠二さん





「うん」





誠二さんの言葉に頷く夏





「どーしたの?」





気にならない訳がない。





寝ている玲くんを除いて私だけ話についていけていないのだから。





「玲の奴ね人前では寝ないんだよ!!これは明日地球が滅びるよっ!!!!」





私はこのとき思った。





私は誠二さんと同じくらい馬鹿なのだと・・・





思考が誠二さんと同じだなんて・・人生最大の屈辱だ。





大学試験とか就職試験不安だな・・