「美里を後でここに呼べ」





「は?」





私が洸ちゃんから離れて、玲くんの腕の中へ引き込まれると洸ちゃんはいきなり言った。





お姉さまをここへ?





それってちょっと無理なんじゃ・・・





なんか、さっきの話によると、修羅場になりかねない様な・・・





「裏会社の男と離婚させてやると言ってるんだよ。」





「は?」





「へ?」





見事私と玲くんの声がハモった。