「何やってんだ?」





「大戦のポーズ!!」





狼牙と怜央がいなくなった今、玲くんだけが頼りだが、自分も役に立ちたいと健気な私はお父様と対戦しようではないかと大戦のポーズをとっていた。





「意味わかんねぇ」





「玲くん!開けるなら今です!」





「はあ・・・」





玲くんのため息とともに静かに開く扉





警戒しながら中を覗くとソファにドッシリ座る男の人がいた。