玲の愛は異常かもしれない。





だけど、それが間違っているとは思わない。






姫華ちゃんには極道の世界を知ってもらって、その世界に踏み出してもらわないといけないし、色々背負わせてしまうだろう。





それでも、玲・・・あなたに出来ない事はない。





私が最初で最後に愛した男が認めた男なのだから。





『お前の弟は上に立つ人間だ』





小学生の玲を見て彼は優しく微笑んだのだった。