今、目の前の光景を見て自分がしてきたことに後悔した。





姫華ちゃんだけを見つめる優しい目





頬を撫でては額にキスを落とす玲





誰からどう見ても幸せそうで、私達もあんな風に見えたのだろうか。





彼しか見えなった私に周りの目を気にする余裕はなかったけど、きっとそうだったという自信があった。





玲はこれからも姫華ちゃんだけを愛すだろう。





最初二人を見たときはこんなの気の迷いだと、決めつけていたけど、玲の目は優しさで溢れていた。





私にもあんな玲を見るのは初めてだった。