姉貴の腕の中で力尽きている姫華





俺はそんな姫華を優しく姉貴から奪いベッドに寝かせた。





少し体が熱いような気さえした。





頬に手を添えると熱があることは明確だった。





「姉貴・・・部屋から出ていってくれ。」





俺の声は静かな部屋で響いた。





「わかったわ・・・でも、一つだけ言っておくわ。この子とは早く別れなさい。玲には護れない・・・この子が死んでもいいの?玲がこの子を愛してるなら別れることがこの子のためでもあり、玲・・・あなたのためにもなるわ。」