あれから、一週間もたっているのに目を覚まさない慎さんに不安に思うのは私だけではないだろう。





この一週間ずっと病室に顔を出しているが、目を覚ますようすのない慎さん





「慎さん、目覚ますよね?・・・このままなんてことないよね?」





慎さんの手をギュッと握って独り言のように言う私に玲くんは言った。





「そんなこと言ってると、目覚まさねぇぞ。俺は死んでくれた方が姫華とられなくていいけどな。」





そんなこと言いながら、私が行く時は毎回ついて来るくせに・・・