「まさか、何にも知らないんじゃね?」





腕を掴んでる男の横にいるピアスをいっぱいつけてる男が言った。





「マジ?!ま、俺そーゆー子汚したくなるんだよねぇ~♪だから俺らとイイコトしね?」





気持ち悪い笑い声をあげている男に私でもそれが本当にイイコトではないことくらい分かった。





「嫌ですっ!」





私は思いきって腕を振り切った。





でも・・・それが間違いだったんだ。





『パシッーンッ!』





私の振り切った手が男の顔に当たった。