【完】最強の男に寵愛された姫

「姫華・・・デートしよ?」





いつもの玲くんじゃない。





無駄に優しい・・・。





「あ、でも、このあとは慎さんに会いに行かないと・・・」





眉間にシワを寄せる玲くん





だけど、直ぐに穏やかな表情になって、





「他の男のこと考えるな。」





「えっ?それはちょっと無理かと・・・」





だって、お兄ちゃんだって男だし・・・お父さんと話すことだってあるし、他にだって親戚の人や、男友達・・無理に決まってる。