私は力が全てだと思っていた。





守るものは力で守るものだと・・・





でも、違った。





力で守らなくても支えればいいんだと・・・





力だけでは守れないものもあると・・・





「慎さんを支えてあげないと・・!」





一人、意気込んでいる私と対象に玲くんは眉間にシワを寄せていた。





そんなことも知らずに一歩大人になったと喜んでいた私だった。