【完】最強の男に寵愛された姫

慎さんはそのまま特別室に運ばれていった。





陽翔さんもそのままついていこうとしたが、私の目の前まで来て言った。





「姫華・・・何してる?帰れ・・・如月も早く連れて帰れよ!!」





何で、こんなにも私が拒否られるのかが分からなかった。





「姫華の勝手だろ?」





玲くんは何を考えているのか分からないような声で言った。





「・・・勝手にしろ」





陽翔さんはフイッと顔を背けて慎さんが運ばれた方に足を進めた。