【完】最強の男に寵愛された姫

私がここに来たことも気づいていないほど心配している。





慎さんの妹さんも泣きながら駆けつけてお医者さんに話を伺っている。





でも、お医者さんは言いにくそうにして何も言わない。





そんなに危ない状態なの・・・?





「慎は大丈夫なのか?!何とか言えよ!」




相当怒っている陽翔さんがお医者さんの胸ぐらを掴む。





玲くんは壁にもたれて目を瞑っている。





妹さんは泣き崩れて看護婦さんが宥めている。