玲くんが目の前にいる。





私は玲くんに手を伸ばした。





「お前も俺から離れていくのか?」





私の手が止まる。





「俺の傍にいてくれないのか?」





彼は私と愛していた人を重ねてる。





でも、今陽翔さんを一人にしたら陽翔さんはどうなる?





壊れる?





それどころじゃないかもしれない。





私は陽翔さんに会いに行ってほしい。





「陽翔さん・・・」





私は陽翔さんの方に顔を向けた。