「不気味だって・・彼女もそうだった。ある日俺が彼女を迎えに行ったとき言われた。『もう、あんたの彼女やめる。顔の傷が不気味なのよ。もう、二度と会いに来ないで。』その前はそんなこと言わなかった。『大丈夫?』って聞いてくれたんだ。」






「あんたはその女がまだ好きなの?」





彼女は彼に知られたくないことがあったのかもしれない。





だって急に言うなんておかしい。





「もう、好きじゃねぇよ。」





「嘘つくな!そんな風に言うくらい好きなんじゃないの?!だったら何で玲くんのこと恨むのよ!!会いたいなら会いに行けばいいじゃない!!!」





私が肩で息をしていると、目の前の彼の顔が怒りに染まった。