「幼なじみなんて、色々知りすぎて私は嫌だけどなぁ」 娘にも幼なじみが居る。 「まぁ、一応……従兄弟だし、好きになるなんて有り得ないけど」 幼なじみが居る。 それは、良明くんと麻実ちゃんの子供。 「ねぇお母さん」 「もう、なぁに?まだ何かあるの?」 ようやくたたみ終え、娘を見る。 「幸せ?」 娘の問いに、笑顔で返事をする。 「もちろん、幸せよ」