「一夜!」



ん……






俺は寝ていたのか…




また、“あの日”の夢を見ていたのか…







「……美月」






「あ、やっと起きた!もう、お昼だよ!ご飯食べよっ?」




そして俺にその柔らかな笑顔を向けてくる…





風になびくサラサラな栗色の髪、


二重で大きな瞳に、長い睫毛、


桜色の薄い唇。





一度見たら忘れられなくなるようなほどの美少女…。




美月はこの学校の女子(1200人の女子)の中で一番モテることで有名。



ちなみに俺はこの学校の男子(1300人の男子)の中で一番モテる。




つまり、美男美女の彼氏彼女。