エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜

「シュンの父親、僕のことを調べて、マンションにも職場にも怒鳴り込んでくるようになっちゃって……」

ノゾミさんは本気で困っている様子だった。

「と、とりあえず、上がって」

「すみません……」

タケルに対しても、
「お邪魔します……」
と、力なく頭を下げるノゾミさんが可愛そうだった。
タケルがノゾミさんの肩をポンと叩いた。

「ホモも大変だな」

ノゾミさんが泣きそうな顔をして笑う。

私は声を押し殺し
「だから、ホモって言わないでってば」
と、タケルに抗議した。