エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜

ピ、ピンポーン……。

ためらいがちに押されたようなベルの音が響いた。

何となくイヤな予感を覚えながら玄関へ行くと、そこにはノゾミさんとシュン君が立っていた。

「ノ、ノゾミさん?!」

その時のノゾミさんは心痛と睡眠不足で痩せ細っていた。

「ど、どうしたの?」

「シュンの父親に僕たちのことがバレちゃって……」

憔悴しきった顔で言葉を途切れさせるノゾミさんの後ろから、シュン君が溌剌とした顔をのぞかせた。

「ってか、俺、ヤだったんですよ。ノゾミさんとの交際、コソコソ親に隠してるのが」

「つ、つまり、シュン君、自分でバラしちゃったの?」

「はい。反対されたんで、ついでに家出して来ました」

アッケラカンとしている。