「あのさ」
「その前に……」
俺はなおの言い掛けた言葉を遮った。
「なおの答え聞く前に俺の話、聞いてくれないか?」
「え?」
なおの隣に座って、大きくため息をついてゆっくり口を開いた。
「正直に言う。俺はやきもちを妬くし、なおにも妬いてほしい。好きなら自然なことだから」
なおは俯いたまま……やっぱり目を合わせてくれない。
「でも……なおの言いたいことも分かるよ。信用してればそんな感情は必要ないし……」
でもさ……俺は……
「俺は自分は変えられない。なおも変わらなくていい。だから喧嘩も多いと思うけど……」
やべ……
声震えそう……
「俺は……なおと一緒にいたい。喧嘩しても、そのたびに仲直りしてずっと俺の隣で笑っていてほしい」
これが……
俺の本心、本音。
引き止めるだけのための綺麗事なんて言わない。
「俺……お前がいない毎日なんて考えられねーよ……」
頼むから……別れるなんて言わないで……


