サイコーに不機嫌なお姫様。




とりあえずなおに電話をかけてみる。



「チッ……電源切ってるし!」



今度は自分の職場に電話。仮病を使って休みをとった。



なおは今日は仕事は休み。だから実家に帰っているはずだ。



一応、親公認の付き合い。なおの実家を訪ねた。



「ごめん。なおったら、部屋の鍵閉めたまま出てこないのよー。喧嘩でもした?」



なおの母親からため息まじりに聞かれる俺。



喧嘩じゃねーんだよ。



一方的な別れ方。あんな簡単な説明だけで俺が納得するかよ?



「すみません。どうしても話がしたいんですけど」


「なおの性格を考えたら分かるでしょ? 今は何を言っても聞く耳もたないから日を改めたら?」



そんなの待ってるほど冷静でいられねーよ!!



あ……でも、なおをラブホに連れ込んだ張本人を捜し出して聞き出せば……



「分かりました! 失礼します!」



俺はなおの実家から飛び出して、なおの職場に向かった。