「そうだろうな。なんてったって、人数が多すぎる。束ねるっても、女1人の力じゃぁなぁ……」


ひょろ男は同情するように私を見つめた。


「時間はかかると思うけど、でも私やってみる」


「その調子だ亜美。まずは、これだけの人数をまとめて、徐々に増やしていくといい」


そして、いつか全員の指示を取れるように……。