相手は驚いたようにマスクから除く目を見開き、そして「ふっ」と、息が抜けるような笑い方をした。


「ここまでやる子だとは思わなかった」


男はそう言い、覆面を外す。


その下からは現れた顔に息をのむ私。


「竜崎……先輩……?」


「正解」