しかし…、そんな私を竜崎さんがふんっと鼻で笑ったのだ。


突然花で笑われた私は、目をパチクリさせる。


な、なに?


「副生徒会長の俺を押しのけて会長になるんだ。それなりに覚悟してるんだろうな?」


「かく……ご……ですか……?」


生徒会の仕事で覚悟なんて、そんなのしてるワケがなかった私は、竜崎さんと目を合わせることもできない。


「楽しみにしてるよ? 亜美ちゃん」